虐待のニュースから

放課後教室で勉強している子から、

「なんか3歳の子の事件、あったよね」と、急に話しかけられた。
「あ、お母さんが子どもをおいて行っちゃった話?」
「うん、そう」

幼い子どもを8日間も家に閉じ込めて外出してしまい、衰弱死させてしまった事件のことだ。ふいに話題に出されたのと、この様な事件を中学生は注目していると知ったのとで、少しびっくりしてしまった。

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コーラルを探してくれた人たちはフリースクールや不登校をキーワードにたどり着いてくれることがほとんど。その様な方々に向けて紹介する意味を込めて、沖縄に越して来る直前まで児相で働いていた立場として虐待関連のことについては積極的にブログに取り上げたいと思ってます。ぼく自身児相に入ってみるまでは知らなかったことがたくさんありました。知っていたら、それまで出会ってきた子に(親御さんに)何かできたかもしれないという思いも正直あります。

去年、千葉での虐待について書いた記事→
時事から http://freeschool-coral.com/okinawa-diary/?p=2491

また、虐待や児相に関して誤った情報を“正義の立場”から流布する人達が散見されることにも危惧していることも大きな理由の一つです。

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ニュースで流されるSNS上での写真は幸せな親子の様に見える。もしかしたら、親が“幸せに見せている”という方が合っているのかもしれないけど。ただ、親の意図はいかなるものだろうと、そのシャッターが下ろされた瞬間に子どもが感じた満足感・安心感というは本物で、さらに継続的な実感になる。今回の事件でいうならば“優しくて私と仲良しのお母さん”の記憶に。何度も言っているけれど、どんなに酷いことをする親でも子どもは一緒にいたいと思うことがほとんど。それは、たとえ短い時間だろうと幸せを感じた時間があるからこそ強くなる思いなのだと感じる。

一方、大人の方はどうかというと、悲しいけれど、親が育てることが不適切なケースというのは実際に存在する。それは子どもの成長に大きな影を落とすこともあるし、また、次世代に影響することもあるし、さらには今この時に命に直結してしまうこともある。不適切なケースにあてはまるのかどうかの判断は本当に難しいけれど、本人たちに全ての判断を委ねることはとても危うい。

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今回のような事件の時に忘れてはならないのは、当然父親もいるということ。

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以前フリースクールで働いていた時にお世話になったボランティアさんの中には養護施設に就職した方もいた。また、児相で働いていた時には、実際に養護施設を見学させてもらったりした。みな、本当に一生懸命でした。

どうしても…の時に、子どもの行き先がどこにもないというわけではなく、むしろ安心できる生活を準備しながら待ってくれている人たちが各地にいます。多くの人たちが、この道を決して不幸な選択肢ということではないと思うことが、社会福祉としての存在感を後押ししていくのだと思っています。