「なんかこの時期はいいよね。」
「?」
「ほら、クリスマスの時期ってさ、お店に行くだけでも楽しい雰囲気になってるでしょ」
「楽しいっていうのかわからないけど、なんかわかる、それ」
クリスマスに浮かれられるような年齢ではないけれど、ぼんやりとそのフワフワした空気には浸かっているような。一年の中で何とも不思議な時期。
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いつからクリスマスの日に外出するようになったのかは覚えていないけれど、その最初は多分小学校中学年の時。すっかり暗くなった時間に帰宅すると、母が一人でケーキを焼いて待っていたのを絵としてはっきり覚えている。
クリスマスの記憶の一つだけれど、今日日娘を見るとなんだかしんみりと思い出す。
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小学校高学年から中学生までがいるコーラル。サンタはいるか?の話に盛り上がっています。
「サンタなんて絶対家の人なんだよ」
「いや、昔見たことある!足だけだけど…太かった!」
「それが家の人なんだよ!それはじぃじの足だよ!」
と、まぁなかなかのやり取りがあった後に、一番年下の子が
「けど、プレゼントはもらえた方が良いんだから、サンタはいることにしておいた方が良いんだよ」とクールな発言をして皆を黙らせていました。
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クリスマスのプレゼントをいつ買いに行くのか、いつも子どもと一緒にいる職場のお母さん方には悩みの種の様です。
そんな中、若い子に、
「いつまでサンタさん来ていたのか覚えてる?」と聞いてみると、
「うーん、覚えてないです」
「そうなんだよね。気が付いたら、何が欲しい?って当たり前のように聞かれるようになってたよね」
あんなに楽しみにいたのにいつの間にか自然と来なくなったサンタさん。ちょっとだけセンチメンタルになる気持ちが、自分をサンタクロースにしていくようです。