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春休み。だけど、中学生は新学年の準備。いよいよ連立方程式。

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「でもさぁ、春休みなのにサァ」
「春期講習とかあるところはあるんじゃない?」
「やらない人もいるよ」
「おれ、塾で働いてた時、長期休みの時が一番大変だったよ。みんなは休みだから朝から来ちゃうし…」

普段とは違ってちょっとゆったりとした空気の中、お勉強中です。

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気が付いたら沖縄に来て丸5年。右も左もわからず、知り合いもおらず…という環境へ、無謀な生活の変化を強行したのだけど、ようやく生活自体には慣れてきたような(いまだ生活に追われていることには違いなのだけど)。先月からお休みを頂いていますがキッチンも丸4年になり、放課後教室は丸3年になりました。かなり強引な進め方をしてきたけれど、時間は着々と過ぎていました。ちょっと立ち止まって見返してみると、無理やりともいえる進め方も、近くで、遠くで応援してくださっている皆さんがいるからこそ、不安な中でも足を進めてこられたのだなぁと思います。本当にありがとうございます。

そして、節目の時期です。

いろいろとお世話になった方との別れも続いていますが、今後も顔を合わせることがあるんだろうなという安心感がどこかにあって、沖縄という土地に来ることで恵まれたこの様な出会いに不思議な縁を感じつつ、改めて感謝でいっぱいです。

もうすぐ始まる新年度。みなさんの頑張りに負けないように、また一つずつ進めていこうと思っています。

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のんびりな一日

放課後教室では、算数をやったり文章読解をしたりしながら過ごしています。

けど、この前は久しぶりにものつくりを。

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コーラルでは何度か作っていた“割れないシャボン玉”。

「あー、懐かしい」
「まだ家にある?」
「いや、もう壊れちゃったよ」

ということで、久しぶりにみんなでものつくり。

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「あ、思い出した」と、さして説明する必要もなくどんどん作業を進めています。途中、クルクル様子を見ているけれど、やっぱりきれい!

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ボンドの接着が必要な部分があるので、そこを乾燥させている間にミサンガ作りも。

作りながら話しているのは、学校の友達の話、アイドルの話…。引っ切り無しに言葉が行き交っています。

「普段、こんな風に過ごしているんだなぁって分かったよ」
「そうだよ!いつもはもっとたくさんしゃべるよ!」

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ミサンガは自分たちで作り進めていて、出来栄えも上々!

「さすがだねぇ」
「こういう繰り返しの作業は得意なの!」
「お、漢字練習とか?」
「漢字はちょっと…」と、まぁ賑やかです。

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「今日は帰る前に“ヤタイヤサン”やるからね」
「“ヤタイヤサン”??」

そして、帰りに登場“屋台家さん”。でっかいエビせんに、これでもかとマヨネーズとおたふくソース…。

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「あいよ!」と、ごちそうしてくれました。大人の年老いた胃袋には幸せ溢れるくらいの食べ応えだったけど、
「いやー!これは上出来!はい!あげる!」と、素敵なプレゼントでした。

雑感

沖縄に越して来てしばらくの間、県内のいろんな民間の学校を調べていた。フリースクールのようなところが思っていた以上にたくさんあることにビックリしたのだけど、反面、歴史を遡って調べてみても民族学校のようなものがないことに気が付いた。明治以降の学校は、いわゆる日本の植民地下の学校としての色合いが強く(もちろん植民地という立場ではなかったが)、終戦後はアメリカ統治下からの脱却を目指すという最優先課題を踏まえた本土復帰運動が学校にも色濃く見られていたような。どちらも日本本土の文化をベースにしたものであって、沖縄独自の文化とは違ったものだった。

なので、このブログでも書いたことがあるように「琉球民族学校があってもいいのになぁ」と思っていたのだけど、最近県内のフリースクールなどの集まりでこの様な動きが始まっていることを知った。ただ、今となってはぼくはちょっと慎重に考えるようになりつつある。アイデンティティーを構築するはずのものが、逆に沖縄の人達を二分するような結果にならない手法をとる必要があると思うし、このようなことを意識しなければ基地問題などで既に存在している溝をさらに深いものにしかねないと思うから。今沖縄を二分させている問題は、この国の政府が分断を煽りに煽っているような面がある。まずは、そこをなんとかしないとこの煽りに更に乗ってしまう懸念がぬぐえないと思う。

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灰谷健次郎さんの『わたしの出会った子どもたち』という本を初めて読んだのは、中学生の時だった。当時教室においてあったのを何の気なしに手に取ったのだけど、その後購入して手元に置くようになってからは何度も読み返した。林竹二さんを調べるようになったのもこの本だし、この本を元に授業を作ったりもした。ぼくにとっては様々な点で出発点として存在していた本だと思う。

灰谷さんの本を読んで沖縄に興味を持つようになったという同世代には何人も出会ったこともあるのだけど、この本にも沖縄が一つ大きなトピックとして出てくる。キーワードとして挙げられているのが“肝苦りさ(ちむぐりさ)”という方言だった。

古くからの沖縄の言葉には、“かわいそう”といった同情的な表現はない。沖縄では他人の苦しみにたいして、それを分かち合うニュアンスを持つ「肝苦りさ」(胸がいたい)という表現をつかう。
(『わたしの出会った子どもたち』灰谷健次郎著 角川文庫)

いつしか灰谷さんの本からは遠ざかってしまったけれど、いまだに印象的に残っているエピソードの一つ。

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最近はいろいろと大きなニュースが続いていて、しばらく嫌になっていた時事を注意して追うようにしている。

オリンピックの前に書いたブログでは、朝鮮半島の平和的前進を期待するようなことを書いたけれど、期待していた以上の流れになっている。この国ではなかなか好意的な意見も少ないし、諸外国に対して“気に入らないからみんなで仲間外れにしよう”というような発言も目立っていたけれど、韓国が東奔西走している中で具体的な進展案をそのスピード感と共に目の当たりにするにつれ、何が主題なのかが改めて明確になってきた気がする。ここまででも、結果云々関係なく大きな一歩だと思う。更なる期待をしてしまうけれど、静かに見守ろうと思う。

(このブログを書いている間のニュース→朝鮮戦争の終戦宣言も議題に=南北、米朝会談で韓国高官 ここまでの文言として進むとは全く予想していなかったので感嘆する)

それにしても、米朝の間に立つと言っている一つの国がスウェーデンと聞いて、松本清張の『球形の荒野』を思い出しながら、世界は第二次世界大戦の延長で歩んでいることを改めて感じた。そうなると、日本の立ち振舞いもまたその延長で見られているんだろうな。。

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この国も大きく動き出している。「話し合うべき大事なことが他にあるだろう」という意見も珍しくないけど、渦中の人達がその大事なことをそっちのけで行ってきたことが問題になっているのだから、この指摘は当たらないと思う。公文書改ざんなんて、偽札を刷っているくらい全方向からの信用を失う問題。いつの間にかそんな国になってしまったことに愕然とするけれど、事実が表に出てきただけ救いがあるか。

とにかく、正念場。

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放課後教室の子が、

「えー、チムいー」と言っていたので、
「ん?チムい?何それ??」
「チムいはチムいだよ。例えば…」と、説明してくれた内容はまさに“肝苦りさ”だった。

“肝苦りさ”を沖縄に来て初めて耳にしたなぁというのと、世代によって形は変わっていくけど受け継がれていくものなんだなぁという思いとで胸がいっぱいになった。

野菜の花

ひょんな会話から、
「キャベツの花って見たことある?」という話になった。

「キャベツに花なんてあるの?」
「あるある。普通の植物だからね」

野菜の花をネットで検索。キャベツはアブラナ科なので、
「あれ?菜の花みたい」
他にも、白菜、人参、ネギ、ゴボウ…、
「じゃぁ、レンコンも花があるの?」-「レンコンは知ってると思うよ」と、次々調べてみることに。

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(それにしても検索すればその場ですぐに出てくる便利な時代…)

普段見ているのとはずいぶん違う姿に
「こんな形してるの?恐い!野菜、きらい!」
「そういう風に言って野菜食べないとかはよしなさいよ…」

こんな会話をしながら、ということは、スーパーで並んでいる野菜の姿は本来の姿なんだろうか?という疑問が自然と出てきます。他の生き物と人間の関係、改めて考えてみることに。ぱっと答えの出るような疑問ではないけれど、考えることは大切です。

そうそう。
花を咲かさない植物もいくつかあるので、その話も今度してみようと思っています。植物よりも動物に近いと感じる繁殖の仕方は何とも不思議です。

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ここ数年公私ともに大変お世話になった方が沖縄を離れることになったので、ささやかながらの送別会を開いた。いろいろと勉強をさせていただいたので、何とも寂しい限り。新天地にもぜひ遊びに拠らせていただこうと思っています。

さて。
こういうキッチンでの食事会の時には、熊谷時代からの教え子に調理を手伝ってもらっている。自分で勉強して調理師免許も取得した彼は、今働いているレストランでは期間限定メニューを考えたりしている。ちょっと前に平昌オリンピックがあったのでお店で韓国フェアをすることになったらしく、「韓国料理のメニューを考えなきゃいけないからレシピ本貸して」とやってきた。その後、どんなメニューにしたのか聞いていたので、今回の送別会ではその中にあった「チヂミ、お願い」と丸投げ状態でお願いした。

このチヂミが、「おいしい!」と絶品で、結構なボリュームながらあっという間に完食。おまけに2枚目も作ってもらった。10年以上前はフリースクールで一緒に料理していた彼が、すっかりプロの料理人になったんだなぁと改めて。現在の飲食店業界は正直大変すぎるくらいに大変だけど、そんな激務の中、作った料理を「おいしい」と言ってもらえるのがやりがいの一つ。そして、仕事としてそう言ってもらう“プロ”のレベルになるのは想像以上に努力が必要だけど、彼は文字通り“プロ”の料理人になったんだなぁと。

あぁ、思い出したら、また食べたくなってきた!

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季節の変わり目で、天気も不安定。沖縄もグッと気温が上がったり、急に土砂降りの雨になったり。この前なんかは、朝起きて窓を開けてビックリ。普段見える景色が見えないくらい濃い霧。ゆっくりゆっくりの出勤でした。

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皆さんも体調には十分お気を付けください。