ぼくが以前勤めていたフリースクールジャパンフレネの皆さんと合同遠足に行ってきました。
コーラルのみんなは朝7時半に集合。車の中では恒例のしりとり。今回は、動物の名前しばり。
「す?スズメも言った…」
「スズメバチも言ったよね」
「えー…あっ!スネーク!スネーク!!」
とにもかくにも賑やかです。
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中城のSAでジャパンフレネの皆さんと合流。一路、大宜味村のネクマチヂへ。心配だった天気も嘘のように青空。というよりも、カンカン照り。
到着次第、早速登山開始です。何か動物を見つけてはストップする子がいるかと思えば、そんなことお構いなしにどんどん進む子。みんなそれぞれのペースです。アゲハやキノボリトカゲにも出会えてよかった!
「え?もう頂上??」というくらいのスピードで到着。休憩した後に早速下山。猛烈に暑い中、みんな頑張って無事に下山。
下山したら、
「あ、夏休みの研究に…」と、大宜味の赤土を採集している子も。この暑さの中、真面目!!
「ちょっと大変だったねぇ。けど、また山登り行く?」
「うん」
少しずつでも一緒にいろんな経験を積み重ねていけるといいな。
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お昼ご飯の後は、美ら海水族館へ。コーラルのみんなには定番だけど、やっぱりとっても楽しそう。頭の上をジンベイザメやらマンタやら次々に通っていくのは、何度見ても圧巻。
それにしても、何に興味を持つのかはそれぞれで、こんなにいろんな魚がアチコチにいても、ナマコとヒトデに注目してしまう子も。
「ほら!見て!あんなところにまたいる!!」という指先を見ても「???」だったけど、
「ほら!さっきと同じヒトデ!」
お土産選びも含めて、水族館も満喫。朝早くから集まって、帰宅は午後5時半。帰りの車ではみんなぐっすり。
「今度はどこに行きたい?」
海かなぁ…、プールかなぁ…。次も楽しみになった、10時間の遠足でした。
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翌日、ジャパンフレネのお誘いで、戦前まで走っていた沖縄軽便鉄道の説明を聞きに与那原まで。フレネのみんなより一足早く到着したぼくたち。けど、それよりも先に講師の金城功さんはいらしていました。
解説はとても解りやすくてお話を伺えて本当に良かった。ご自宅が近所だったので帰りはお送りしたのだけど、今回のためにかなり準備をされていたんだなぁというのが伝わってきました。本当に頭が下がる思いでした。ありがとうございました。
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いただいた金城さんの著書のページをめくると自宅近辺の建物が次々に出てくるので、帰宅後さっそく本を片手に外へ出てきました。
「あっ!ここだ!」と、思わず声に出してしまったのは、いつも停めづらそうだなぁと思っていた駐車場。縦に並んだ車の下が線路だったそう。
買い物を済ませて、帰りは駐車場の向こう側を通って帰ることに。ここも最近抜け道で覚えていたところ。
「あぁ…」
一日橋へ向かってまっすぐに伸びる道。振り返ると、建物を挟んでさっきの駐車場と見事に一本でつながる。なんだろうこの感じ、よくわからないけれど、なんだか胸がいっぱいに。
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ここ数日間で、コーラルの卒業生、そしてお世話になってきたジャパンフレネの木幡さん、フレネメンバーの皆さんと一緒に沖縄を回ることが続きました。ギュッと詰め込んだ毎日だったので、もうずっと前のことのようにも思えたりも。けど、まだ一週間も経っていないんだな。
ぼくが沖縄に来るようになったのは、今回一緒に遠足をしたジャパンフレネの沖縄旅行の引率がきっかけ。年中行事で一番緊張していたことと、毎回すったもんだとてんてこ舞いになりヘロヘロになって帰ってきたことを思い出したり。毎回、怒涛の引率を終えて、最後には沖縄に名残惜しさを感じながら帰ってきて、帰京後しばらくは抜け殻のようになっていたのだけど、このブログを書きながら「あ、今の感じ、あの時と同じだ」と気づきました。
そのジャパンフレネを退職したのが、ちょうど10年前。長い時間を経て、再び木幡さんの横で、うちの子ども達と一緒にフレネのみんなを見ているのが何とも不思議な感じで。最近は、コーラルの活動以外にも時間を重く置くことが多かったけど、なんだか初心を生々しく思い出す数日間に。もう一度、自分のやりたいこと、できることを根詰めて展開していこうと改めて。
素敵な時間をありがとうございました。また会いましょう!!