小数の割り算も一通りおしまい。計算作業を色分けしながら確認するように言ってきたけれど、
「もう大丈夫だから、色分けしなくていいでしょ?」というくらいに。
最後は、循環小数のお話。
「1/7+6/7=??」
「1でしょ」
小数と分数の関係を確認してから、
「じゃぁ、1÷7の答えと6÷7の答えを足してみようね」
「あ、これはメンドクサクなりそう…」
ノートに書かれたひっ算の準備には、心構えが見て取れます。。。
最後に、出てきた答えを足してみると、
「すごい!9だらけ!!」
小数の計算をもう一度おさらいしたら、分数のかけ算・わり算へ!
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普段の話の中で、
「糸電話、やったことあるけど、糸が短すぎて直接聞こえちゃった」なんて言っていたので、
「じゃぁ、今度やろう」ということに。
約束していた日は、いつもより早めにコーラルに来てソワソワ…。
「あれ、今日やるんだよね?糸電話」
なんだか、こういう姿を見るだけで、こっちの楽しみも倍増です。
準備したのは、普通の糸、毛糸、ビニールひも。
「どれが一番聞こえると思う?」と、予想を立てるところから。
「毛糸はダメそうだな…。ほら、フサフサしてるから。声が逃げそう」
予想にはいろんな発想が出てきて面白い!そんな風に話しながら、糸電話を作っていきます。
出来上がったら早速実験!コーラルの端から端までの長さの糸電話。やっぱり最初の一言は、
「もしもし…」
一番聞こえたのは、予想通りに普通の糸。よく聞こえるためには、糸をどういう状態にしたらいいのか、話しているときの糸はどうなっているのか…、などなど遊べば遊ぶだけ発見はたくさん。
おまけの実験には、間に輪ゴムやバネを挟んでみたり…
途中に三本目の糸を繋げたり…
「今日は何の日ですか?」
「え?普通の地味な日です」
「今日は私の誕生日です」
「本当ですか?」
「本当です」
「おめでとうございます」
糸電話のコソコソ話でお祝いでした!
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定休日にレンタルDVDを借りに行くと半額だということで(定価でも100円だけど…)、テレビをほとんど見なくなったことも相まって、ぼんやり映画を見ている時間が増えた。なんでもいいからと借りていたけれど、最近はなかなか良い映画に出会わないなぁというのが続いたので、以前譲っていただいたビデオの中から『人間の壁』を。
とても良かった。
学校と政治、組合という大人同士の軋轢と、子ども一人一人と教員個人との関わりが、丁寧に描かれていた。この映画をちょっとネットで調べれば、日教組のカンパで製作されたという情報も出てくるけれど、組合側のモラルを問うということも話の大きな柱の一つ。また、教員を締め付けるという政治の流れは、実際には岸内閣下のもの。映画中、大人同士の間で飛び交う言葉や思惑は、「あぁ今でも同じだな…」とパッと具体的に思い浮かぶくらいウンザリしているものとあまりにも酷似していて、そのこと自体が更に大きな溜め息に。
けど、教員が一人の人間としてどういう風に子どもに向き合いたいと思っているのか…という視点が、ぼくが今までお世話になった先生を思い起こさせたり。劇中、トラブルの渦中に置かれた教員が、「あぁ、これだったら辞めてもいいって思っちゃうかもな…」と観ていながら思った場面を目にした後に大泣きしていて、一緒に「うぅぅ…」となってしまいました。子どもが関わってくるシーンがこういう風に思わせるというのは、実際の現場でも同じなのかもなぁと。
機会があったらぜひ観てみてください…と言いたいけれど、なかなか見かけることもない映画だと思うので、ご興味のある方はご連絡を。ぜひ共有しましょう。