放課後教室のひとコマ~小数の世界へ

ドイツ語の “In die Brüche gehen” は直訳すると「分数にはいる」ということですが、ほんとうは「わけがわからなくなる」という意味なのです。そのくらいむずかしいものとされてきたのでした。(『親と子で学ぶ算数入門』遠山啓著 SB Creative)

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

少し前に“10歳の壁”という言葉が流行って、脳の発達がナンタラの時期で学習の遅れが出始めるとか心の発達の節目だとか真しやかに言われていた。一人ひとりのペースに合わせて…などと言っているスクールの人ほどこういう流行に飛びつくんだなという印象があったけど、相談職についていた身としては、親御さんに何か伝える時にこういうフレーズは何かと便利なのかもな、と。

結局は、学習の遅れが出やすくなるのは、年齢のせいではなくて、学習内容が飛躍的に難しくなる時期だからというところで落ち着いたように感じたし、ぼくもそう思った。なので、今となってはこのフレーズを追っていなかった(この記事を書きながら久しぶりに思い出したくらい)ので、新しいことが言われているのかもしれないと少し検索してみたけれど、目新しいことには出会わなかった。

さておき。
10歳前後と言えば、この国では小学3年~4年にあたる。

国語でいえば接続詞が増えて文章が長くなる。社会生活を送るために必要最低限の国語力というのは新聞が読める程度が目安らしいけど、新聞の文章構造を理解する(単語の意味ではない)ために必要なのは小学4年生程度の国語力と言われる。そう考えると到達点としては結構高いと思えてくる。
(けど、そのくらいの年齢の時は西武ライオンズや大相撲の霧島が好きだったので、スポーツ欄の記事くらいは読んでいたような気もする)

そして、算数では小数・分数の学習が始まる時期。これは、10歳よりも上の年齢でも教え方次第では「もう、いいや」と投げやりになってしまう内容だと思う。それも、冒頭に引用させてもらったように、世界を通じて。それまでの四則演算では、ある程度が具体的な物に置き換えてこられた(リンゴが合わせて何個…など)ものが、圧倒時に抽象的(1/100 個のリンゴなんて手にすることはないけど、存在はすることになってくる)になってくる。当然この抽象的な世界に入っていかないと、その先の数学の世界はさらに遠くに行ってしまう。

そんなで、教える側としては、結構緊張感がある。それは、自分が何処まで本質的に理解できているのかを、子どもの質問によって投げかけられることが多いからでもある。少なくともぼくにとっては、そう。

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

放課後教室では、いよいよ小数・分数へ。

まずは身の回りの“一まとまりになる数”を探しながら、○○進法の話を。後々この内容を小数と分数の違いにも発展していきたいなと。

1477644745937

「鉛筆は一箱に何本入っている?」というところからだけど、あんまり鉛筆を一箱で買う機会ってないのか…。けど、ダースという単位は知っていたね!けど、チョコレートの話は「???」だったかな。コアラのマーチの方が人気です。

他にも、カレンダー、時計…目につくものは総動員。

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

次の回で、いよいよ小数へ。

「あ、知ってるよ。“テン”のやつでしょ」
何となくイメージが出来ていそうと感じながらいつものテキストへ。

一リットルの入れ物では半端になるジュースを量るというお話。

1477644735830

一リットルで入らなかったジュースを10杯で一リットルになる入れ物(中カップ)で量る。そして、中カップで半端になった量を…と続く。その後、小数を含んだ量の比較(どちらが大きいか)まではトントン拍子に「わかるよ!」と行きながら、小数を含んだ量を数直線上に表すところで「??」。

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

そう言えば、長さの単元の時、プリントに印刷された定規のメモリを用いて「次の長さは何cmですか」という問題を解くとき、実際の定規を取り出して測ろうとしていたなぁと思い出した。

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

定規で長さを測るという経験と、数直線の理解は全く別物。前者は目の前に普遍的な尺度による長さが具体的にあるけれど、後者の様に目盛りの持つ“位”が変化する数直線上の値を読むというのは、想像以上に混乱するよう。ただただ数直線の読み方の手順だけを追って、数直線を読む問題でマルをもらえるようになったとしても、それは量から紐づけた本質的な理解に繋がっているとは言えないかもしれない。

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

小数と分数というと分数の方が混乱しやすいイメージがあるので、教える側のぼくの気持ちも分数の方に逸っていたと反省。

そんなで、改めて最初に戻りました。

まずは、折り紙を“1”として、一緒に小数の折り紙タイル作り。

「何等分にする?」
「十等分」

「1、2、3…」と数えながら切ってできた0.1折り紙タイル(「素麺!」と言っているので“素麺タイル”と命名)を、更に十等分して0.01タイルに。

1477644717707

これと数字を書いてない数直線を使い、具象物としてのタイルと数直線を行ったり来たり。数直線上の矢印が指している値を、手元の位分けシートにタイルを並べ、数字に直して読んでいきます。

1477644686328

「ん?」と、手が止まる。
「今の矢印の値、素麺タイル(小数第一位のタイル)は?」
「なし。“0”…そうか」
「そう」

集中している時には、変に褒めたりという余計な声掛けはしない。本人の思考の時間を最優先に。

1477644665006

慣れてきたかな…というところで、数直線の位どりを変えてみたり。

1477644676318

しばらくは、この教材を改良しながらやっていこう。

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

現在は放課後教室のみの活動ですが、コーラルのフリースクール活動では、上記のように少人数で進度・内容等自由度の高い教科の授業と、何度か“宿題”として紹介しているような教科の枠に捉われない授業の“二本の柱”を中心に活動を行います。
(以前は、前者の授業を午前中、お昼ご飯をはさんで後者の授業を一本行っていました。それぞれ子どもの様子を見ながら1時間弱くらい。他の時間は川に遊びに行ったり、トランプをしたりと自由時間)

授業への参加はもちろん子どもの選択に任せますが、大人からは積極的に子どもが興味を持つような授業を行っていきます。このようにして、学校とは異なるスタイルでもしっかりと学力がつく“学校以外の学びの場”を目指しています。

放課後教室のひとコマ~“虫食い漢字”

フェイスブックからの転載です。
よろしかったら、フェイスブックページも覗いてみてくださいね。

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

『虫食い漢字』

今日の宿題は漢字パズル。
定番の虫食いです。
まずは出された問題を解いてみる。

「三年生の漢字?」
「もちろん!」

ヒントは、地名が入っていることだけど、
「沖縄の子には馴染みがないんじゃない??」
なんて。

宿題はもちろん問題を作ってくることです!

。゜。゜。゜。゜。゜

~『虫食い漢字』の出題!~

前回の宿題だった問題作り、ちゃんとやってきてます。今日はホワイトボードに出題。

「解った人は手を挙げて下さい!」
「はい!はい!」

1477643061973

いろんな地名やなかなか難しい言葉なども入っていて、地図や辞書を使ったことも伝わってきたよ!

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

譲って頂いたピアノ。合わせて、お店の中も模様替え。といっても、自作の棚を分解して組み立て直すという地道なもの。運搬、作業と中々大変だったけど、皆さんに手伝っていただいて無事に完了!

1477642287777

早速弾いています。これが結構うまい!
「すごい!弾けてる!」

自動演奏までできる高級ピアノなので、動く鍵盤を見ては、
「透明人間!!」とびっくりでした。

今までも「子ども用に…」と絵本をたくさん頂いたり、季節の食べ物や文房具を分けていただいたりしてきました。その度に、「新しいのがある!」と、みんなビックリしながら手に取っていました。今回もほんと貴重なピアノを「今後の活動に役立ててもらえたら」という言葉と共に頂きました。応援頂いている皆さん、重ね重ねありがとうございます。みんなで大事に活用していきます!

1477642015029

放課後教室のひとコマ~『お国じまん』クイズ!

フェイスブックからの転載です。
よろしかったら、フェイスブックページも覗いてみてくださいね。

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

『お国じまん』

「これからヒントを3つ挙げていくから、どこの都道府県か当ててね」

1.新幹線の駅がある
2.自動車会社がある

「あれ?もしかして…」と目星はついたみたいだけど、まだ絞れないね。
「じゃあ、3つ目」

3.世界遺産がある

「わかった!」と見事ご名答!

あと、2つ追加ヒントを準備してありました。

4.レモンの生産日本一

「え?そうなの??」
これは、意外だったみたい。そして最後のヒント。

5.プロ野球チームがある

「カープ!カープ!」と、大興奮!

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜

で、みんなの宿題は、クイズを作ってくること。

「出題するの?例えば、西郷隆盛、サツマイモ、桜島、とかは?」
「親切!」
「シャチホコと名古屋市がある、とかは?」
「親切!!」

地図帳などの資料を片手にお帰り。難問、できるかな??

fb_img_1477046591993

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

~宿題の発表~

『お国じまん』

今日はみんなが出題者。コーラルに到着すると、
「いつ?いつクイズ出すの?」

問題、ちゃんと作ってきたね!楽しみ~!

で、授業が終わったら、いよいよ出題。

「じゃ、1つ目のヒントは、じいじの生まれたところ!」
「あれ?そこ、知ってるよ…」

続けたヒントは、

2.シジミが有名
3.縁結びの神社がある

「こっちのヒントを先に出した方が良かったのでは…」なんて(笑)

出題者交代。2問目は、

「まず、海に面していない!で、上越新幹線が通ってる!」

これは、ぼくからすると馴染みがあるような。けど、まだ確定はできず…。

「最後のヒントは、ひな人形が有名!」

はい!正解!

「ひな人形の町がどこか知ってる?埼玉県民の多くの人は一度行くんだよ。免許を取りに」
「免許センター、そこしかないの?」
そう。しかも何かあった際には、2回3回と行くことも…なんて、ローカル話に広がって行きました!

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

フリースクールコーラルの放課後教室では、学校の補習、受験に向けた対応などを、「どうして?」という視点を大事にしながら行っています。この様な教科学習と併せて、子どもが楽しく向かい合う様な授業を大人が積極的に提供していくことも大きな方針の一つとしています。

放課後教室のひとコマ~二本立て!

フェイスブックからの転載です。
よろしかったら、フェイスブックページも覗いてみてくださいね。

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

『OKINAWA作文』

「ローマ字で沖縄って書ける?」
「書けるよ!そのくらい!」
それはそれは失礼しました…。

「じゃあ今日の宿題は、OKINAWAを頭文字に物語を作ってきてね」
「あ、わかった。それ、知ってる」

「例えば、O…、大きな…」
「カブ!」
「じゃあカブね。“大きなカブがありました。” K…、“昨日それを見つけたのです。” みたいに続けてみてね」

「Kは、“か、き、く、け、こ”、どれでもいいんでしょ?」
「そう!知ってるね!」

早速おもしろ作文になりそうな予感!

。゜。゜。゜。゜。゜。゜

『15ゲーム必勝法』

「宿題、もうひとつ!」

二人で1から順に15までの数字を一人3つ以内でコールしていき、15を言った方が負けというゲーム。最初にジャンケンをし、勝った方がどちらが先にコールするかを決めます。

「あ、これも知ってる」
「じゃぁ、最初のジャンケンに勝てば、このゲームにも必ず勝てるという方法を考えてきてね」
「絶対勝つの?!そんな方法あるの??」
「そう。ジャンケンに勝ったらね」
「えー!…、けど、それってゲームする意味ないんじゃない??」
「気づいちゃった?」で、大笑い!

帰りながら、「1,2」「3,4,5…」と対戦していました。

fb_img_1477046617507

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

~宿題の発表~

『OKINAWA作文』

「やってきたよ!」とは言うものの、ローマ字ではなくて、“あいうえお作文”になっていました。

「ローマ字で物語なんて難しい!テッシーがやってみてよ!」というので…

O→「おい!ちょっと待ちなさい!」
K→警官が叫びました。
I →「今、帰ってるところなんですけど…」
N→泣きそうな声で答えました。
A→アイスクリームを買ったから早く帰りたいのだけど…。
W→ワーワーと警官が怒ってきます。
A→朝になりました。

「何それ!」
「アイスが!!」

もちろん、宿題で作ってきた“あいうえお作文”も秀逸で、みんなの名前を使ってノート一面に書いてきてありました。中でも、

きょ→今日の晩ごはんは何?
う →うどんと
こ →コロッケです

は、しばらく思い出してはクスッとしそう!

。゜。゜。゜。゜。゜。゜

『15ゲーム必勝法』

「これはできるよ!」
早速対戦。なんとなく勝ちパターンはわかったみたいなので聞いてみると、「10を言う!」とのこと。

「じゃぁ、10までは?」
「がんばる!」

そこで、「何故10をコールすると勝てるの?」というところから、ジャンケンで勝てばこのゲームで必ず勝てる方法まで考え進みました。

「うー!よし、やろう!」
と、二人とも興奮気味だったけど、お互いに必勝法を知ったので、最初のジャンケンで、

「あ!負けた!もう一回!」

と、よくわからない状況になっていました(笑)

雑記~“to be with you”

夏から放課後教室に来ている中学生との会話。

「洋楽、聴くんだって?」
「はい、聴きますよ」
「どういうの、聴いてるの?」
「カルチャークラブとか聴きますよ」
「カルチャークラブ!どうしてまた?!」
「いや、古い音楽からもちゃんと聴きたいなと思って」
「古い…、って、まぁそうか…。ボーイジョージって今どうなってるか知ってる?…って、まぁいいか…」

こんな会話をしながら、ぼくも洋楽を聴くようになった当初は、ハードロックの指南者であった“マサ伊藤”こと伊藤政則氏の解説を読み、大御所と言われる“古い”バンドに遡って聴いていたなぁと思い出したり。

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

少し前に、映画『バックトゥーザフューチャー』を観直した。

初めて観た時は小学生だった。気がつけば男の子も女の子もみんなスケボーを買っていて、団地の間の道路はバタバタとスケボーを転がす音でいっぱいに。自動車の後ろに掴まるマイケルJフォックスのマネは出来ないのだけど、まぁスピードを出して気分だけはと坂道を車道に向かって滑り降りたりして、自動車とニアミスしてヒヤッとするようなことも結構あったり。。。

スケボーブームというだけじゃなくて、ぼく達の世代では小さい頃にマイケルJフォックスに憧れた人は多いんじゃないかなぁと思う。随所で見せる軽やかな身のこなしに目を奪われっぱなしだった。ぼくなんかは、映画中でマイケルJフォックスが履いていたスニーカーに似ているものを見つけるとどうしても欲しくなってしまう。いまでも。

そんななので、マイケルJフォックスがパーキンソン病になり闘病しているという話を知った時には、思わず「えっ!」と声が出て鼻の奥がクシャっとした。

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

英語の勉強…とまで堅苦しくはなく、ただただ洋楽を一緒に訳したりもしてみようと、押し入れにあったCDをひっくり返してみた。カルチャークラブの他にもどういう音楽を聴いているかを話していたので、気に入りそうかなぁというのをいくつか選び、「ボンジョビなんかは鉄板なんじゃない?」と大人同士で話していたけど、

「ちょっと激しいのは…あんまり聴かないですね」だって。。。
ボンジョビでこれじゃ、うちにあるCDの7割くらいはランク外になってしまう。

それでもいくつか聴いていると、
「これ、いいっすね!!」と気にいった曲が。

Mr.Big の『to be with you』でした。これは、ぼく自身、洋楽を聴くきっかけになった曲。

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

ネットではいろんな膨大なニュースが流れてくるけど、それまであまり意識したことのない人の情報も、内容によっては意外なほど気持ちを奪われることもある。

「マサ斎藤ってパーキンソン病だったんだね…」
「?ロックの人??」

って、マサ伊藤ではない。

ぼくはそこまでプロレスファンではないけれど、そんなぼくでも観客もいない巌流島でアントニオ猪木とマサ斎藤が死闘を繰り広げたのを知っていて、こんなエピソードから「気のいい人なんだなぁ」なんて勝手に思っていた。(本当はもっと伝説のあるレスラーのようだ)

プロレスというのは身体を酷使する仕事だからとは思うけれど、久しぶりに名前を目にするきっかけがこういうニュースだとちょっとショックだったりする。ちなみに、病気になってからは、佐々木健介・北斗晶夫妻がマサ斉藤の様子を見ていたとのことで、そんな話でもじんわりとしてきてしまう。

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

一緒に『to be with you』を聴きながら、Mr.Big のドラマー・パットトーピーもパーキンソン病になったことを思い出した。

このことは、ある晩テレビでニュースを観ていたらMr.Big が出てきて、今時日本のニュースで取り上げれられるようなこともないバンドだろうに「なんで??」と思っていたら、難病ドラマーのドキュメントになっていて、それを見て初めて知ったのだった。

元々それぞれに“超絶テクニック”を持つ実績ある人達が集まってハードロックバンドのMr.Big ができた(一番有名な曲である『to be with you』はバラードで、バンドにとって元々は異色の曲だった)。一人ひとり実力があり、おまけに自信も個性もあるから次第にぶつかる様になりケンカ別れして…とありがちなパターンになっていったのだけど、そんなメンバーの中で一番目立たないながらも堅実且つ実力派のプレーヤーというのがパットトーピーだった。

思いがけない形で現状を知って、またズキンとした。ぼくが見ていた頃のロン毛を振りながらドラムをたたいている姿はテレビの中にはなかったけど、タンバリンを片手に笑顔でステージに立ってコーラスをし、最後にはドラムセットに座り、ぎこちないながらも演奏している姿が映し出されていた。

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

マイケルJフォックスは、パーキンソン病を発症した後は声優をしているという話を姉に教えてもらった時には、何だか目頭が熱くなったのを覚えている。今では俳優業も再開していて、さらにはコールドプレイというバンドのライヴにギターを持って飛び入りし、『バックトゥーザフューチャー』のダンスパーティーのシーンで演奏していた曲を弾いたりもしていた。

マサ斉藤は今度リングに立つらしく、プロレスファンの間ではちょっとした話題になっているようだ。

そして、パットトーピーも、上記のようにバンドに関わり、サポートメンバーを迎えながらも、オリジナルメンバーで再集結したMr.Big のドラムをしてクレジットされている。

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

マイケルJフォックスは、自分自身に起こるかもしれない最悪の結果も受け止めた上で、今まで自分が成し遂げてきた出来事から生まれる自信を基に今後のことを考えている、とのことだった。

つまり、“困難と戦う”という風に単純化された美談や、「多分きっと大丈夫」という根拠のない楽観的観測による“虚構の希望”をバラ撒くのとは正反対で、極めて現実的な認識に基づいた考えを持っていた。

この様なことは、今回のブログで話題に挙げた他の人達とも何だか共通している点があるような気がする。そこには、難病云々という限られた視点では語り尽くせない、経験や努力の積み重ねによって獲得した確固たる思想があり、さらにそれに基づく“表現者”という一面を伴いながら、常に誰かを魅了してきた一人の人間の“生き様”が今も変わらずにあるんだと。そんな風に感じた。

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

「今日、カラオケ行ってきたんですよ」
「ふーん。で、何歌ってきたの?」
「“恋に落ちて”、とかですね」
「へ?!」

なんとも味のある中学生。勉強しながら鼻歌うたってるな…と思うと、『to be with you』です。

放課後教室のひとコマ~折り紙ヒラヒラ…

『今日の宿題』

1475633905465

折り紙をパッと離してヒラヒラと落とす。

「一番最後に落ちた人の勝ちにするから、折り紙に工夫してきてね」

切ったり折ったりと、重さを変えないのはオーケー。投げたりなどと落とし方を変えるのは無し。みんな早速考えていました。空気抵抗とかのキーワードが出てきてたね。

1475633885612

「わかった!」
と、試してみたのは折り鶴。実際に落としてみると、
「やば!はや!」
上手くいかなかったけど、こういう詩的な発想、好きです。

1475633915382

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

『考えてきたよ!』

前回、「同じ高さから折り紙を落として、一番遅くに落ちた人の勝ち」というゲームをし、勝てるように折り紙に工夫をしてくる…という宿題を出しました。

1475633939100

「これ!やってみた!」
早速みんなで比べてみます。

「やった!!」
「あーっ!」
なんてワイワイやりながら、

「どんな風に落としたい??」と質問。

1475633948600

ぼくのは、「あ!タケコプターだ!」という形にしてみたけど、これは失敗。
みんなは、ユラユラや、フラッフラッと大きく揺れるなどいろんなイメージを持っていたね。けど、その通りになるような、折り方はなかなか難しい!一つの角をカールさせてみたり、はたまた互い違いに切れ込みを入れて「ほら!伸びる!ビヨーン!」だったり。いろいろ折って試すと、クルクル上下に回ったりと思いがけない動きもあって、大興奮!!

植物の種が落下する映像をみたりもしながら、楽しい宿題タイムでした!

1475633958391

。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。゜。

コーラルの放課後教室では、学校の勉強の補習、受験対策といった学習塾の機能を一つの柱にしながら、子どもの興味や関心を引くことを目的とした教科には捉われない授業も大きな柱の一つとしています。この授業は、明確な答えは存在しなく、それぞれの発想・工夫が活かされるようなものだったりもします。スタッフは、知識として何かに触れるということだけではなく、教材が子どもの積極的な思考を誘発するようなことを意識し、授業作りを行っています。