放課後教室のひとコマ~円からあれこれ

円のお話の延長で、あれこれやっています。
作図のお題は、沖縄県のマーク。問題集の作図と同じ様に進めてしまうと、

「何これ…あれ…??」

円の中心を探って描いてみようね。

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その後も、マンホールはどうして円の形なのか(四角じゃダメなのか)なんてお話をしたり。そして、

「じゃぁ、どの形が一番強いか!」

同じ大きさの紙で、三角柱、四角柱、そして円柱をそれぞれ3本作って力持ち勝負!
「三角が一番弱いと思う」という予想は当たるかな??

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柱を同じ配置に並べて上に板を置き、本を重ねていきます…。

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三角柱は辞書1冊でペッシャンコ、四角柱は辞書2冊とチョットまで。円柱の強さは一目瞭然!

そーっと重ねていくけれど…

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賑やか、楽しい円の時間でした!

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集中して読み物の時には、どうして隅っこなんだろう…。

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最近、体調を崩したという話が続いています。早く良くなりますように…。
皆さんも、お身体には気をつけてくださいね。

放課後教室のひとコマ~円?まんまる??

割り算が一段落したので、学校の進路に戻って円のお話。

「円って、どういう形?」
「マルだよ」
「マルって、例えば…(ホワイトボードで楕円を描く)、これも円?」
「違う!んー、まんまる」
「じゃぁ、まんまるって??」

感覚で言いたいことがあるのはわかるけど、それでは算数ではないのでホワイトボードを使って説明をしてもらいます。

「わかった!縦と横に線を引いたら同じ長さだよ!」
「おっ!でも、例えば、こうやって歪んでるのは…」
「それは違う。う~ん…」

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「コンパスがないけど、コンパスがなくても円が描ける?」

「うーん。あ、コップをさかさまにして…」
円形をなぞるバージョン。ただ、
「コップが正確な円じゃない可能性、大きいねぇ」
「うーん…」

質問を少し変えてみて…。
「コンパスって、どうして円が描けるの?」
「鉛筆がついてるから」
「あ。それはそうなんだけど…」

この日は実際にコンパスの代用品作り。使いたいものはどんどんリクエスト!最初は、コンパスの形の模倣をしていたけれど、この日の完成形はこちら!

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最初は半径部分に輪ゴムを使ったり。だけど、グニャグニャでなかなかうまく描けない。最終的には中心からの距離が一定になるように半径部分を「硬くしたい!」というリクエストで針金を使用!これは、今後の説明にも繋がりそうです。

本を使って、円のお話もでした。

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単純化と個々への接近

子どもが泣いている写真がある。
この写真の背景には、砂の山があり、そこにすがるように泣いている。これは、カンボジアで撮られた写真。

子どもが泣いている写真がある。
手には誕生日のプレゼント。

子ども達が泣いている写真がある。
子ども達はカメラに向かって泣きながら逃げるように歩き、その後ろには装備をした兵士がいる。これは、ベトナムで撮られた写真。

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出来事の情報を削ぎ落し、削ぎ落し、単純化していくと、隣の出来事とどんどん似通ったものになってくるのは当然のこと。いや、むしろそのように似通ったものにすることが目的で、それによって膨大な出来事を整理しようとしているのかもしれない。

ぼく達はそこに存在しているはずのいろいろな背景を知ろうとし、単純化されたものが本来持っていた立体感に近づいていこうと歩み寄ることによってのみ、その出来事の真に接近できるのだと思う。

この個々に存在している背景に接近していくのは、この出来事に触れることのできる人間の側が行わなければ存在しないアクションであって、これを行わずに“最大公約数”を探して単純化する方向性は、個々の背景からどんどん遠ざかっていくことになる。

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例えば、「熱は38度ですか。じゃあ、風邪ですね」とか、「初犯だから執行猶予ですね」とか。出来事を数値化し、そこから自動的に対応を導き出すことは、文字通り単純な作業だし、そこには考える必要が存在しない。

けど、実際には「風邪ですね、執行猶予ですね」の前には、問診などがあり、裁判などがある。専門家による、個々の事象への接近という過程がある。

そして、この過程において、整理された膨大な出来事が“個々への接近のために”活用される。

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“世界で最も自由な学校”と言われることのあるイギリスのサマーヒルの創設者A.S.ニイルの話を思い出す。

その学校には、他人の所有物には勝手なことをしないというような決まりがある(サマーヒルにおける決まりは、子どもも大人も同じ一票で決めていく)。この決まりによって、ニイルの所有物に子どもが勝手に触ることはできない(もちろん、ニイルも子どものものを勝手に触ることもできない)。

けど、新しく学校にやってきた男の子が、ニイルが普段は子どもに触らせず、施錠までして保管している大事な工具を壊しているとき、彼はじっとそれを見ていたそうだ。そして、

父親の道具を使って台無しにするのが、その子の積年の野心なのだとわかるからだ。

というようなことを言っている。まさに、子ども一人ひとりの背景に接近しようとした結果なのだと思う。

子どもの集まる場所は、この様な大人の判断が求められる場面で溢れている。その時に、“みんなと同じ様に”という(“平等”というかもしれない)方向性で自動的な対応をするのか、ニイルの様な個々の背景に接近した上で対応をするのかによって、正反対になる。

ぼくは迷いなく後者。
中には、こういう対応を「贔屓!」という子ども(時には大人)も出てくるだろう。全てを話はしないけど、どうして今の対応がみんなと違うかはもちろん説明する。けど、それでも「贔屓!」と言われたのなら、この言葉よりも大事な判断だと思うから、あとはこう答えるしかない。

「これを贔屓っていうなら、贔屓でいいよ」

教育の場において、“みんなを平等に扱う”という言葉の下で大人の行動を単純化していってしまうこと(マニュアル化と言ってもいい)は、裏を返せば“みんなが同じに…”という結果を子どもに求めるということ(大人が接近していくのではなくて、子どもに接近してくることを求めるということ)でもあって、子どもの個性からは遠ざかっていく。

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“また”と言ってもいいだろう事件が起きた。少し前から行方不明になっているということで、いろんなところで捜索の情報を目にしていて、「どうしたのかね、大丈夫だといいけれど…」と、いろいろなところで話題に挙がっていた。

けれど、最悪の結果になった。

ニュースになってから、“他にもいろんな事件があるのに、この事件だけ特別扱いするのは、ただ基地反対のための政治利用したいだけだ”という意見が、普段からこの様な政治的発言をしている人達だけではなく、自分の目にできる範囲でも思いの外多くて(多く見えて)ビックリした。そして、こういう意見を、どこか「冷静で、理に適っている」という風に扱う雰囲気も感じてしまい、胸が重くなった。

今回の事件について、“他の事件と同じ”、“他の職業にだって不祥事がある”といったように押し並べてしまう方向性は、今までの多くの背景を無視することに繋がり、それは今回の事件への接近とは真逆なものになる。

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去年のフランスでのテロの後、以前お世話になった方から、“複雑なものを複雑なものとして検討する立体感が大事”というメールを頂いたことを思い出す。

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あまり文字にしたくないけれど…。

恐怖の中、自分の身を危険に追いこんでいる相手が、外国人だとわかった時に彼女はどう思ったのか…と想像してしまう。もしもそこに、沖縄という土地ゆえに頭の中をよぎる言葉があったとしたのなら、たとえそれが微塵であったとしても、あまりに苦しい。

雑記~短く最近のこと

最近は新しく音楽を聴いて鳥肌が立つようなことがなくなったなぁというのは、ちょっと前から気付いていたこと。昔はチャゲアスの新曲が出る度に聴いてはゾクゾクしていたのに…なんて。こんな風に思い始めると、食費を削ってCDを買い、寝る間を惜しんで聴いていたことを懐かしいという感情と共に思い出してしまう。

反面、映画を観るとすぐにホロホロしてしまうようになっていて、この前なんてX-men で目頭を熱くしてしまった。

感情のアンテナが鈍ったのか、入れ替わったのか、何だか自分でもよく分からなくなっていたりして。

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「昔は文化っていうのは暇人が作ってきたんだよ」

塾の古典の授業中、先生が言っていた。もちろんこれが全てではないけれど、本を読むことはおろか、パソコンに向かう時間すらままならなくなってきた自分としては、何かを作ったり、新しいことに触れるという時間が極端に少なくなってしまった。

忙しいということにかまけていちゃいけない。何かに向き合うためには、しっかりと時間を意識して費やしていかないと…と思う今日この頃。

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そう思いつつも連休中は休みなしでした。けど、いろんな方にも会えたし良かった。

連休が終わって、一休み。せっかくなのでちょっと足を延ばして、近所のお母さんに教えてもらった“アマミチューの墓、シルミチューの墓”を見に行ってきました。

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それにしても、結構迷いながらやっとのことで目的地に到着すると、外国からの観光客が自力で来ていてビックリ。こういうこと、何度もあったりして。

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最近お気に入りのPostmodernJukebox。

ピアノの人以外はいろいろ入れ替わり、時にはタップダンスが入ったりしながら、いろんな曲をカバーをしているので飽きないです。久しぶりに「次の曲!」と、追っかけています。

連休の合間に

少しずつ新しいことを含めながら、割り算を進めています。

けど、少しずつ…と言ってもマンツーマンなので、学校の進度からするとかなりのハイペース。今は、割り算の筆算はどういうことをしているのか、タイルを使いながら一緒に確認。

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テキストは遠山啓さんの『算数の探検』。

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同じ割り算でも、どういうところで躓きやすいのかを細かく丁寧に重ねながら進められていくので、とっても良いです。

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「ゴールデンウィークだよ!地図のやつ、やろうよ!」
「地図のやつ??」

ということで、空いた時間で地図ビンゴ!

まずは、3×3 のビンゴ表に思い思いの都道府県を書きます。狙いを定めておはじきをはじき、おはじきの止まったところの都道府県を消していきます。

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飛び入りで参加してもらったりもしたので、大盛り上がりでした!またやろうね!!

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さて、ゴールデンウィークが明けたら、棚上げだった法案が提出のようです。

教育機会確保法案が了承 連休明けに国会提出へ

去年、「“多様な教育機会確保法(仮称)案”について思うこと」という記事を書いたのだけど、あの時から比べると、良いんだか悪いんだか何とも言えないけど注目だったいくつかの具体的な言葉が見当たらなくなり、空気を掴むような法案になっているような。ただ、不登校の子どもをターゲットにした法案であること自体は変わりなく、変な風に解釈されなきゃいいなと思うけれど、されるでしょう。多分。

去年の記事は、

賛否いずれにしても、自衛策は具体的な形にしていかなければならない事態になってきていると思っています。

と締めくくっていたけど、これは今も同じ。具体的な形、少しでも見えてきたかな?と自問自答です。